from Vancouver

夫と2人でバンクーバー暮らし。

【バンクーバー】最初の家探し その①

 

バンクーバーに来て約2年が経ちました。

海外で暮らした経験がないどころか、そもそも北米に旅行で来たことすらなかった私…。

それでもすぐに慣れ、あっという間に普段通りの生活ができたのは、移民国家で特にアジア系人種が多いというバンクーバーの特徴のおかげかもしれません。

 

とはいえ、どうやったら"生活"を始められるのかと、引越しの半年前くらいはてんやわんやの日々でした😂

関門の一つが家探し。バンクーバーの住宅事情についてはネットでも色んな情報が載っているので、知識は得られてもなんとなくイメージがつかず、不安な気持ちだったことを思い出します。

家探しの方法は十人十色かと思いますが、私たちの場合はどうやって家探しをしたのか、体験談をお伝えしたいと思います。

 

 

 

入国後〜1ヶ月目:Craigslistで見つけた月単位の滞在OKの家

 

内見をせずに居住地を選べるわけもなく、、まずは物件を見つけるまでの短期滞在先を探しました。

最初に住んだ家はCraigslistで見つけました。

バンクーバーで家を探す時におなじみのHPですが、長期の住まいだけでなく短期滞在OKの物件も掲載されています。

 

craigslist: vancouver, BC jobs, apartments, for sale, services, community, and events

 

だいたい引越しの約2ヶ月前くらいに探し始め、よさそうな家を見つけてオーナーに連絡を取りました。

見つけたのはHastings-Sunriseというダウンタウンとバーナビーの中間北部エリアにある家です。

家の形態はBasementと呼ばれる、オーナーの家の一階(半地下)部分にあるスペースを貸し出すというもの。

玄関は別なのでプライベートは守られますが、外出・帰宅時にはオーナーと顔を合わせることもあります。

 

キッチン、リビング、ベッドルーム、バス・トイレ付きの部屋で、

料金は一ヶ月で$1900。

$150のデポジットの支払いを確認した後に本予約になるとのこと。

カナダの口座を持っていないため、Paypalでの支払いを勧められました。

日本からだと友人間でも海外送金の場合は手数料がかかるので、「なんで手数料が引かれているのか」とびっくりされたり色々ありつつ、なんとか予約できました。

 

家の中はこんな感じです。

 

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広さはあるし、必要な家具、家電、調理器具すべて揃っていたので、基本的には不自由なく生活できました。

(なんせこの時点では事前に送った荷物はもちろん届いておらず、持ち物はスーツケース2つ分だけ…)。

ただBasementなので窓が少なく、どうしても薄暗い!というのが難点でした。

カナダの家って基本的に照明が暗めなので、余計に暗く感じました。

 

あの時の自分にアドバイスするなら

住むエリア

この家を探す上で何が大変だったかというと、とにかく土地勘がないのでどのエリアにすればよいか全く検討がつかなかった点です。

夫の職場がバンクーバーの西部、私の職場がバーナビーと真反対の場所だったため、よさそうな家の住所を頼りに職場までの所要時間を調べ、ちょうど中間地点にあった家に住むことにしました。

静かな住宅街ではありましたが、交通の便が悪く、夫の職場に行くにはHastingを通るバスに乗らないといけない…

と今思えば「なぜここにしたんだろう」という感じの場所だったと思います(笑)

(一応Googleストリートビューで周辺の様子を確認したりはしたのですが。。)

 

当時の自分にアドバイスができるとしたら、KitsilanoエリアかCommercial-Broadway駅の周辺をおすすめするかなと思います。

ダウンタウン周辺も手前のChinatown〜Gastownの近くを避ければよさそうですが、住む場所としての土地勘がなく💦)

追記(20210916):今なら絶対にダウンタウンには住まないです(笑)Main St周辺もいいかもしれません(〜E King Edward Aveくらいまで)

 

ランドリー

これが一番の失敗だったかもしれません。実はこの物件、洗濯機がありませんでした…😭

今思えばよく確認すべきだった点ですが、当時は「洗濯機がない可能性がある」ということが微塵も頭に浮かびませんでした。

In Unit Laundryであれば家の中に洗濯機が、On Site Laundryであれば建物の中にコインランドリーがあります。

カナダでは洗濯を外に干さないので(これも驚きでした)、乾燥機も一緒に設置されています。

というわけで、洗濯機がないため仕方なく家から徒歩5分のコインランドリーに通っていました。2人分なので量はあるし雨のシーズンで地味〜に辛かったです。

 

airbnb

私の場合はCraigslistだけを見て探しましたが、airbnbで滞在先を見つけるというのもありだと思います。

ちらっと見た感じだと、$2000前後で物件を見つけられそうでした。

https://www.airbnb.jp

 

おわりに

私たちの最初の滞在先はこんな感じでした。

次の記事では短期滞在先から次の家に移った時の家探しについてご紹介したいと思います🏠

 

【バンクーバー】おしゃれで美味しいイタリアン Osteria Savio Volpe

 

バンクーバーに来て改めて気づいた日本の良さの一つに、「美味しいお店がたくさんある」という点があります。

 

もちろんバンクーバーにもそういうお店がないわけではないのですが、

例えば東京のように、食べログで簡単に美味しいお店を探せる、繁華街を歩けばそこら中に選びきれないくらい手頃で美味しいお店がある、

という土地に比べると、いいお店を見つける難易度が高いなあ…と思ったりします。

長期滞在をする上でそこがちょっと物足りなくなる感じることも。 

 

そこで、これまでに行ったお店の中から「これは」と思った場所をご紹介したいと思います✨

 

 

Osteria Savio Volpe 

 

ご紹介するのはイタリアンレストランOsteria Savio Volpe

地元で有名な人気レストランで、去年の冬に行った時は2週間先くらいまで土日の予約はいっぱいだったと記憶しています。

 

Main Streetから分岐し、メトロタウンなどのバーナビー方面に伸びる大通りKingsway沿いにあります。

Main Streetの分岐点から歩ける距離にあるのですが、Kingswayは交通量の多い道で、中国系のレストランは数あれど、道沿いにおしゃれなお店がある…というイメージがなく💦

バスに揺られながら「こんなところに人気イタリアンが…?」と半信半疑でした。 

 

お店の外観はこちら。

スタイリッシュな黒の外壁と、窓に大きく描かれたキツネの絵が目印です。🦊

右手にある茶色部分が入り口の引き戸なのですが、まるで自分が小人になったかのような背の高い扉で、入る時点で普通のレストランとはちょっと違う雰囲気を感じます。

 

 

中に入ると開けたスペースにテーブルがならんでいて、奥にオープンキッチンがあります。

ウェイターさんに案内されて奥のテーブル席へ。

店内はカップルが多目の印象でしたが、グループで食事を楽しんでいるお客さんも少なくありませんでした。

若干照明を落とした店内はおしゃれな雰囲気なのですが、ウェイターの方たちがとっても気さくに話しかけてくれるということもあって、ほどよいガヤガヤ感と活気がありました。

 

席についていざ注文。メニューを見るだけだといまいち料理のイメージがつかず…インスタを見たり検索したりしながら選びました。

ワインと一緒に注文したのは芽キャベツのサラダと薄切り豚の前菜。

特に薄切り豚にかかっているケッパー、アンチョビ、ツナのソースがめちゃくちゃ美味しくて✨

おいしいおいしい言いながらパンにつけて全部食べました(笑)

 

 
 
 
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それからラグーのパスタ。隣のカップルが頼んでいて美味しそうだったのでつられて注文しました。

ソースがとっても濃厚でお肉も美味しくて…バンクーバーで食べたパスタ中で一番美味しいパスタだと感じました🍝

 

 
 
 
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そして最後にデザート🍰

日替わりジェラートの種類が壁に書かれています。5種類くらいあったと思います。

その中に大好きなピスタチオがあったので注文しようと思ったら、なんと既に売り切れ…😢

他にもフルーツ系のジェラートはあったのですが、メニューにあったチョコレートタルトとリコッタチーズのデザートを注文することにしました。

 

このチョコレート部分はムースで、これがすごく美味しかった…✨

リコッタチーズも美味しかったけど、チョコレートタルトが美味しくてそちらの記憶しか残っていません…😂

 

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 私たちは注文しなかったのですが、ステーキも人気みたいで、厨房の中をかたまり肉が何回も行き交っていました🥩

 

2人でグラスワイン4杯と3品+デザート2品を注文して、チップ込みで$150前後でした。

リーズナブルなお店ではないけれど、何かの記念日や誕生日にまた行きたいなと思えるお店でした。

 

 

お店の情報

 

Osteria Savio Volpe

http://www.saviovolpe.com

Mon - Sun 17:00-22:30

615 Kingsway, Vancouver, BC V5T 3K5 

 

メニューは定期的に変更されます(パスタとデザートは現時点ではメニューにありました)。 

HP上でテイクアウトの予約もできるようです。

 

 

 

ちなみに、このお店の一帯だけグルテンフリーのパン屋、雰囲気の良いカフェ、フレンチレストランなど、おしゃれなお店が4、5件並んでいるので、

今度はそちらも覗いてみたいと思います🍞

 

 

 

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【バンクーバー】街中のサイクリングロード4種

 

バンクーバーでは、子どもからおじいちゃんおばあちゃん世代まで、幅広い年代の方がサイクリングを楽しんでいます。

うちの近所にもサイクリングコースがあり、高齢の方が自転車用スーツを着てロードバイクを乗りこなしている姿(!)も見ることも珍しくありません。

 

そんなバンクーバー、街中ではサイクリングに適した色んな工夫がなされています。

工夫の一つとして、下の記事でもご紹介した通り、バス、電車、シーバスに自転車を持って乗ってることができます。

 

fromvancouver.hatenablog.com

 

そしてもう一つの工夫が、サイクリングロードの整備。

バンクーバーには4種類のサイクリングロードがあり、それらを知っていることで

公園以外でもサイクリングを存分に楽しむことができます✌️

 

以下では、バンクーバーの4つのサイクリングロードについてご紹介します。

 

バンクーバーにあるサイクリングロードの種類

 

下の地図はバンクーバー市のHPに掲載されているサイクリングロードの地図です。

 

https://vancouver.ca/files/cov/map-cycling-vancouver.pdf

 

バンクーバーのサイクリングロードは4種類に区分されています。

車道との区別がはっきりしている道から順に

Protected Bike Lane

Locat Street Bikeway

Painted Bike Lane

Shared Use Lane

の4つです。

 

Shared Use Lane以外の3つに指定されている道りの標識には、下の写真のように自転車マークがついています。

それを辿っていくだけでも、走りやすい道でのサイクリングが楽しめます🚴‍♀️

 

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Protected Bike Lane

 

1つめはProtected Bike Laneです。

縁石や垣根などを境に、車道から完全に区別された自転車専用レーンです。

最も安心してサイクリングを楽しめるレーンで、地図上でも「Most Comfortable」と表現されています。

地図上で二重線で表されている道がProtected Bike Laneです。

 

Protected Bike Laneの真ん中には白線が引かれています。

バンクーバーでは自転車は右側走行(歩道はNG!)なので、進行方向に向かって右手側を走ります。

道路には進行方向に合わせた自転車の絵が書かれているので、それを目印にすれば大丈夫です。

 

下の道(Arbutus Greenway)は右側が歩行者レーン、左側が自転車レーンです。

このような道では、自転車レーン内の右手を走行します。

(個人的に一番好きなサイクリングロードです✨今度ご紹介したいと思います)

 

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ちなみに、前の人を追い越したい場合は "On your left"と声をかけ、その人の左手を通ります。

Protected Bike Laneはスケボーやローラースケートも許可されているので、たまに乗っている人を見かけます🛹

 

 

Local Street Bikeway

 

2つ目は Local Street Bikewayです。

大通りから1、2本中に入った裏道や住宅地を走るサイクリングロードです。

道全体(進行方向の右手)を自転車が走ることができますが、道の両脇には車が駐車されています。たまに車が通るので注意が必要です。

30km/hの速度制限があるので、あまりスピードを出さず、ゆったりと走れるサイクリングロードというイメージです。

小さい子どもと一緒にサイクリングを楽しんでいるファミリーもよく見かけます。

例えばW 8thのBikewayは下のような感じ。

 

 

 

 

Painted Bike Lane

 

3つ目のPainte Bike Laneは、車道と白線で区切られた自転車専用レーンです。

2つ目のLocal Street Bikewayに比べて、ロードバイクでびゅんびゅん飛ばしていく人が多いです。

このバイクレーンを走っているとロードバイク集団にめちゃくちゃ追い抜かされます(笑)

 

下の写真はUBCから東側に向かうSW Marin Driveです。

 

 

 

Shared Use Lane

 

最後のShared Use Laneは、数自体がそれほど多くありません。

UBCの西側からNW Marine Driveに出てすぐ、Wreck Beach付近がその一つ。

白線で区切られておらず、車道の右端を走る形になるのでなかなか怖いです。

ここでもロードバイクがすごいスピードで走り抜けることが多いので、走る時は要注意。

 

 

 

おわりに

以上4つのサイクリングロードをご紹介しました。

一番安全かつ快適に楽しめるのは1つ目のProtected Bike Laneですが、

個人的にはいつもバスで通る大通りの裏道を走っていくLocal Street Bikewayも楽しくて好きです。

疲れたら大通りに出てカフェで一休み…というのもサイクリングの楽しみの一つかなと思います☕️

おすすめのサイクリングロードも今度ご紹介したいと思います🎉

 

バンクーバーの自転車に関する詳しい規則等は以下をご覧ください(ヘルメットも着用義務があります)。

vancouver.ca

 

  

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【バンクーバー】自転車を乗せてバス移動!バスに自転車を乗せる手順

 

バンクーバーの公共交通機関は、電車、バス、シーバス(Seabus)の3つ。

全てTranslink社が運営しています。

 

バンクーバーは自転車専用道路が整備されるなど、サイクリストに優しい都市です。

そんなバンクーバー交通機関の特徴として、「自転車と一緒に乗れる」という点が挙げられます。

バスの場合はこのような感じ。前方に自転車専用の荷台がついており,2台まで載せることが可能です。

 

 
 
 
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初めてバスが自転車を積載して走っているのを見た時は、なんて便利な…!と感動したものです。

ただ、「どうやって載せればいいのか分からない…😴」と使うのをなかなか躊躇していました。

先日初めて自転車をバスに積載しましたので、その方法をご紹介したいと思います。

 

 

自転車を乗せる手順

運転手に「自転車を積んでいいか」と声をかける

バス停にバスが到着したら、まずは運転手の方に一声かけて、自転車を載せる許可を取りましょう("Can I load my bike?"など)。

荷台に空きがあれば、すぐに「いいよ」と言ってもらえるはずです。

(自転車を持ってバス停の前の方で待っているだけでも運転手が察してくれるので、声かけはなしでも大丈夫だと思います)

荷台を手前に倒す

自転車が一台も載っていない状態であれば,まずは荷台を手前に倒しましょう。

矢印で示したハンドルを握力計の要領でぎゅっと握り、手前に引けばOKです。

 

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わたわたしていると、運転手さんが「初めてか?」といった感じで助けてくれることもあります(時刻表に余裕があったり、他にお客さんがいない場合など)。

 

フレームに自転車を載せる

荷台を倒すと、下のように自転車2台分のフレームが現れます。

後の人が載せやすいよう、奥のフレームに自転車を載せます。

向かって左側に前輪が来るように載せましょう。

 

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バーで前輪を固定する

自転車を載せたら、フレームの左手に回り、黄色いレバーを手前に引っ張りましょう(①)。

すると、前輪を固定するためのバーが出てきます。

引っ張った状態のまま前輪の上まで持っていき(②)、前輪の上でバーを下ろします。

 

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完成!

バーで前輪を固定できたら完成です。

あとはいつも通りバスに乗り込みましょう。

 

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降りる時

降りる時は、運転手の方に「自転車を下ろしたい」と一声かけ、

前方のドアから降りるようにします。

あとは載せるときと反対の手順で自転車を下ろし、

他に自転車が載っていなければ荷台を元に戻して完了です!

 

 

おわりに 

バンクーバーの場合、日本の都市のように縦横無尽に地下鉄や電車が走っているわけではないので、

「ちょっと遠くまでサイクリングに行きたいけど、そこまでどうやって移動しようか…」と困ってしまう場合も。

バスはわりと経路が豊富なので、自転車を持って色んなところにお出かけできるかと思います。

 

ちなみに、SkyTrain(電車)について、以前は「カナダラインを除き、平日のラッシュアワー時は自転車の積載禁止」という規則がありました。

ただ、パンデミック下での状況を考慮して、現在は一時的に規則が変更され、

路線・時間を問わず自転車をSkyTrainに載せて移動することが可能になっています。

(2021年3月31日まで有効とのこと)

 

www.translink.ca

 

バンクーバーはサイクリングコースがたくさんあるので、趣味としてサイクリングを始めるのはとってもおすすめです。街中のサイクリングコースも今後ご紹介したいと思います🚴‍♀️

 

 

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