from Vancouver

夫と2人でバンクーバー暮らし。

【バンクーバー】バンクーバーに来て初めて知った暮らしの情報あれこれ

 

だいぶ涼しくなったと思ったら、急に上着が必要なくらい肌寒い季節になってきました。

まだパーカーでも大丈夫ですが、近所では既に薄手のダウンを着て歩いている人(!)も見かけます🍃

 

今回の記事では、今後バンクーバーに引っ越しをする方に向けて、

実際に来るまで知らなかったバンクーバーでの暮らしに関するちょっとした情報をお話したいと思います。

 

 

 

 

お金

 

バンクーバーはキャッシュレス文化」ということ自体は知っていたのですが、想像以上にキャッシュレス化が進んでいました。

「どこのお店でもクレジット・デビットカードが使える」というだけでなく、ほとんどの人がカードで支払いをします。

まれにスーパーで高齢の方がキャッシュ支払いをしている姿を見かけることもありますが、体感では95%くらいの人がカードでの支払いです。

 

また、日本ではカード支払い時にサインが必要なお店も多いですが、バンクーバーではほぼ暗証番号での対応です。

タッチ機能対応のカードであれば、機械にタッチするだけで支払いOK。

特に若い方だと、カードとスマホを連携しておいて、スマホをタッチして支払いをする人を多く見かけます。

このようにカード決済が当たり前という文化なので、もう何ヶ月もキャッシュに触れることなく生活しています。

 

チップもカード払い

「とはいえ、レストランのチップのようにキャッシュで支払う場合もあるのでは?」と思っていたのですが、チップもカードで支払えます。

カード決済時に機械上でチップの%あるいは金額を指定でき、まとめて支払うことができるのです。

グループでの食事で割り勘をする場合も、個別かまとめての支払いかを聞かれますので、separateと伝えると一人一人カードで支払いをすることができます。

ただ、ホテルでの客室清掃の方に対するチップの場合は、キャッシュが必要になるかと思います。

 

屋外のお店でもカード払い

屋外のフードトラックやファーマーズマーケットでは、「さすがにここはカード使えないかな?」と心配になることもあるかと思います。

でも、そういったお店でもちゃんとカードリーダーを持っています。本当に便利✨

 

キャッシュが必要な場面

このようにキャッシュレス文化のバンクーバーでも、ごくまれにキャッシュが必要になることがあります。

一つは、小さな個人経営の商店で「カード払いは$○以上のみ」と指定している場合。

こうしたお店に出会ったことは1、2回しかありませんが、少額のものを購入する場合はキャッシュが必要です。

もう一つは、カード決済の機械が故障で使えなくなっている場合。

飲食店で2回ほど経験しました。その時キャッシュを持っていなかったので、仕方なく別のお店に変更することに…。

少しは財布にキャッシュを入れておくと、こういう時に便利かもしれません。

 

なお、パンデミック以降はそもそも「キャッシュお断り」にしているお店も多いです。

 

 

食料品

 

日本の食料品

バンクーバーに来る前は、生活に関する色んな情報を得ようとネット検索の日々でした。

その時に得た情報の一つが、「Fujiyaという日本の食材店とT&Tというスーパーに行けば、日本の食材が手に入る」ということ。

これは半分正解で半分間違いかなと思います。

正解は、「わざわざ特定のスーパーに行かなくても、近所のスーパーで日本の食材が手に入る」です。✨

 

バンクーバーはアジア人がたくさん住んでいるので、大抵のスーパーにはアジア食材コーナーがあります。

例えばSafewayというスーパーでは、醤油、みりんといった調味料はもちろん、カレールー、わさびチューブ、のり、ポッキー、出前一丁などなど…色んな食材を購入することが可能です。

また、スーパーでなくとも、色んなところにアジア系の食料品店があるので、ふらっと入れば意外な日本の食べ物が置いてあったりもします。

うちの近所の食料品店には、あずき缶と暴君ハバネロが売っていました😎

もちろん、T&Tでは扱っている日本食の種類がさらに豊富なので、たまに行って蕎麦やあまり見かけないお菓子を買ったりしています。

 

 
 
 
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精肉

物価が高いバンクーバー、特にびっくりするのが精肉の値段です。

普通のスーパーでも、とにかく信じられないくらい高い!そして豚肉よりも鶏肉の方が高いです。

比較的安く売っている食料品店もあるので、そこは品質との兼ね合いでの取捨選択になるかもしれません。

 

それから、日本にいた時は重宝していた豚の薄切り肉、スーパーでは薄切り加工の肉は売っていないことが多いです😭

中華系のスーパーだとロール上の薄切り肉パックが売っていたりもしますが、

日本でよく作っていた豚こま肉のレシピは、短冊切りにした豚肉に置き換えて作っています。

 

 

レストラン

 

"Everything OK?"

レストランで注文した料理が揃い、食事をしているとウェイターさんがやって来て

"Everything OK?"あるいは"How's everything?"といったことを聞きに来てくれます。

笑顔で"Yeah, good!"とか"Great!"と答えれば大丈夫です。

アメリカでも同様のようですが、日本にはない面白い習慣だなと思います。

 

食べ残しの持ち帰り

日本では衛生面を考慮して食べ残しの持ち帰りができないお店が多いと思いますが、

バンクーバーでは食べ残しを持ち帰るためのボックスが用意されています。

こちらから"Can I have a box?"と尋ねることもあれば、お皿に残っている食べ物を見て"Do you need a box?"と聞いてくれることもあります。

一皿の量が思いのほか多かったりして全部食べきれない場合があるので、すごくいい仕組みだなと思います。

 

Coming soon!

これはレストランだけでなく他のお店全般に言えることですが、

新しいお店の開店準備で、シャッターに"Coming soon!"と書いてあっても、全然すぐにはオープンしません。

1年後もまだ"Coming soon!"のままということもあります(笑)

また、"Open in summer!"のシャッターのまま冬を越したりとか…。

もちろんお店にもよると思いますが、気長な気持ちで待つ必要があります。

 

 

日用品・化粧品

 

日本の化粧品

バンクーバーでは日本の化粧品が手に入ります。

例えば上で紹介したT&Tでは、覚えている例を挙げるとIPSAの化粧水やラブライナーのアイライナー、豆乳イソフラボンの乳液が売っていました。

また、Metrotown駅のMetropolisという大型ショッピングモールには、"Tokyo beauty"という日本の化粧品を扱ったお店があります。

最近オープンしたのでまだ行ったことはありませんが、開店前のシャッターにはたくさん日本のブランド名が書かれていて、SK-Ⅱやちふれ、IPSAの名前があったと記憶しています。

ただ,当然ながら日本で買うよりだいぶお高めです。

 

  

バンクーバーに来るときには、日本製の化粧品をたくさん購入して持ってきましたが、化粧水を無印良品で購入する以外はこちらで買える海外の化粧品を使っています。

最近人気のThe ordinaryの店舗もありますし、Sephoraに行けば日本では見かけないヴィーガンコスメブランドの製品もたくさん見つかります。

 

まるで中国?The Crystal mall

 日本の化粧品や日用品を購入できる場所として面白いモールをご紹介します。

先に挙げたモールMetoropolisのすぐそばにある、The crystal mallという中華系のモールです。

円形の建物の中にぐるりとお店が立ち並んでいるのですが、日用品や化粧品のお店に入ると高確率で日本の製品が売られています。

繰り返しになりますが、どうしてもお高めです。アルビオンのミルクを購入しようとしたら$80でそっと棚に戻しました(笑)

 

2Fには中華料理のフードコートがあり、カナダというよりもはや中国のようなちょっと不思議な雰囲気。

客層もほぼアジア人なので、お店の方に当然のように中国語で話しかけられて戸惑ったことも(笑)

Metoropolisに行く際に、気になる方はちらっと覗いてみてもいいかもしれません。

 

 

トイレ

 

駅にトイレがない

電車を降りて「お手洗い行こうかな〜」と思っても駅構内にはトイレはありません💦

ダウンタウンの駅であれば、商業施設が併設されているので近くにトイレがある場合も多いですが、それ以外の駅ではトイレはありません。

どうしてもという場合は近くのカフェ(があれば…!)に入るくらいしか方法はありません。

小さなお子さんがいるご家庭は、急に子どもがトイレに行きたくなったらどうしているんだろうと不思議でなりません😂

 

カフェのトイレ

カフェのトイレは鍵が閉まっていることも少なくありません。

その場合はスタッフの人に"Can I use the washroom?"等声をかければ鍵を借りられます。

 

 

郵便・宅配

 

Canada Post

カナダの郵便局であるCanada Post。

話には聞いていましたが、日本の郵便局に慣れている日本人からすると、サービス面でやきもきすることが多いです。

特に国際郵便の場合、荷物の追跡が更新されないことがあり、問合せをすると「問い合わせチケット」というものが発行されます。

このチケット番号で問い合わせが処理されるのですが、なかなか返事が返ってきません…。

何度問い合わせをしても結果は同じなので、とにかく待つしかありません💦

大事な書類等に関しては、FedExなど他の手段も検討した方がよいと思います。

 

それから、Canada Postが小包等を届ける場合、再配達はしてくれません。

アパートに住んでいたときは、建物の入り口にある呼び鈴が機能していなかったので、

家にいても不在票を貼られました。

そこに「明日の〇時以降に〇〇の郵便局で受け取れる」という情報が書いてあるので、自分で取りに行きます。

 

Amazon

Amazonで注文した商品をAmazonのスタッフが届けに来る場合、

不在であれば玄関先に放置されます(!)

(*2021-03-10 最近はちゃんと電話してくれます。地域によるのかそう変わったのかはわかりませんが…)

その様子を写した写真がAmazonのアカウントページに掲載されます。

写真の下に"Tell us what you think about this photo"というリンクがあるので、

置く場所など何か問題がある場合はそちらに報告します。

また、注文時に「郵便局受け取り」も指定できます。

OrderのTracking画面で、ドライバーへの指示を書くこともできます(置いておく場所など)

 

Amazonで頼んだ商品はPurolatorという会社が配送することもあります。

(ちなみに日本からの国際便はCanada PostかPurolatorが請け負います)

そしてこのPurolatorにはトラウマが…。

作業デスク用のイスを購入したときに、Pulotatorの不在票が入っていたのですが、受け取り先に指定されたのがなんと電車とバスを乗り継いで1時間くらいかかる場所…。

やっとこさ到着したショッピングセンターの駐車場にPuloratorの宅配トラックが停まっており、そこで不在票を見せて本人確認の後に荷物を受け取りました。

そして受け取ったイス。もちろん普通は手で運ぶようなものではありません😭

当時は国際免許証を持っていなかったため、車も使えず大きな段ボールを持ってバスと電車に乗って帰りました。

今の家では不在票が貼られることがない(放置される)のでこの一回きりでしたが、苦い思い出です…(笑)

 

何度でも再配達に来てくれる日本の宅配サービスの便利さを改めて感じ、

一方では宅配スタッフの方が過労働を強いられている現実を考えると、慣れてしまえば「これくらいでいいのかも」と思ってきたりもします。

特にアパートの場合などは、確実に受け取れる近くの郵便局指定にするのがおすすめです。

 

 

その他の豆知識

 

日本を出国する時、もう「春になったら桜を見る」ということもなくなるんだな〜と若干さみしく感じていたのですが、

大丈夫です、実はバンクーバーには桜の木がたくさん植えられています🌸

特に住宅地には桜並木があり、春になると色んな種類の桜の花を楽しめます。

 

すずめより多い?リス

カナダに来て、道端ですずめを見る頻度より、リスを見かける頻度の方が圧倒的に高いです🐿

これは場所にもよると思いますが、近所を散歩しているとリスが道を横切ったり、

電線の上をリスが走っている姿をよく見かけます。

また、これも場所によりますが、住宅地でもたまに野生のアライグマが出没したりもします。

ゴミ出しをしようとして外に出たら、真正面にアライグマがいてこちらをじっと見ていて、思わずドアを閉めたことも…。

 

 

おわりに

 

バンクーバーに来るまで知らなかったことについて、当時驚いたことを思い出しながらお話しました。

来るまでは楽しみ半分+不安半分でしたが、今のところ郵便を除けば便利で人が優しく、住みやすい良い都市だなと思います。

今後また何か「これは知っておいた方がよいな」と思い出したことがあれば追加したいと思います🍁

 

 

 

  

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